年齢で結婚できない?パターン別にあなたの婚活を読み解く

 

年齢を理由に結婚できない(またはまだしない)と思っているならば、一度その価値観を客観視すべきです。

 

今置かれている状況を無視・把握できていないのに、あなたの少なすぎる恋愛経験値のままで「結婚できないなら、もうしなくてもいい」というようにならないよう、ここでは下の4つのパターン

  • 年齢で焦り過ぎて交際相手の気持ちがわかってない・前のめり
  • 結婚平均年齢のボーダーに差し掛かっている
  • 適齢期が数年先
  • とっくに適齢期を過ぎている

に分けて解説しています。

 

年齢を理由に結婚できないと考えているあなたに「俯瞰的に見て行動を修正すべきポイント」をお伝えしていきますので「さて自分の場合はどうかなー?」と探ってみてくださいね(^-^)

 

 

結婚の平均年齢・婚期っていくつ?

 

初婚の平均年齢は下のグラフとおり直近では男性が30.4歳、女性が28.6歳となっており、実際このくらいの年齢の男女は婚活市場でモテます。

 

出典:内閣府 平均初婚年齢の推移

 

 

昭和初期から比べると年々晩婚化が進んでいるのがかわりますね。

 

これらの婚期を迎えたアラサー男女がどのくらいの年齢で婚活を始めたのか?は以下のとおり。

 

出典:明治安田生活福祉研究所

 

既婚者と独身者でそれぞれ婚活の開始年齢を挙げていますが、「独身者はかなり遅れて婚活を始め、既婚者は婚活時期が早く活動している」のがわかります。

 

「何も意識せずに職場と家の往復をする結婚できないアラサー」と「着々と20代から婚活していた既婚者」とでは結果が変わってくるわけですね。

 

平均年齢のボーダー後ではどのくらいの確率で未婚率が推移していくか?

 

それでは次に平均の結婚年齢である男性30.4歳、女性28.6歳以降の未婚率を挙げてみましょう。

 

名古屋市HP、国勢調査のデータから抜粋

 

加齢ごとに結婚する人が減っていくのがわかります。この理由は次の「結婚を諦めた理由」から伺い知れるでしょう。

 

結婚を諦めた理由出典:明治安田社会福祉研究所

 

各世代ごとに「■自分は結婚が向いていないと思ったから」の理由が突出しています。

 

なぜ結婚平均年齢を超えたアラサー・アラフォー男女がそのように自虐的な状況に陥ってくのか、いくつかのケースを挙げてみましょう。

 

 

年齢で結婚できないアラサー・アラフォー男女が陥るパターン

 

  • 年齢で焦り過ぎて交際相手の気持ちがわかってない・前のめり
  • 結婚平均年齢のボーダーに差し掛かっている
  • まだ適齢期が数年先だから今は早いと思っている
  • とっくに適齢期を過ぎている

 

 

年齢で焦り過ぎて交際相手の気持ちがわかってない・自分だけ前のめりパターン

 

年齢的に後がない婚活中のアラフォー男性に幸運にも愛する交際相手がいる場合、以下のとおり自分だけ前のめりになる場合もあるようです。

 

まずはヤフー知恵袋に掲載されていた「年齢的に焦り過ぎて交際相手の気持ちがわかってない男性」の事例を参考にしてみましょう。

 

男性40歳・年齢的に焦り過ぎ交際相手の気持ちを分かってない
  • 結婚の話をしているけれど、交際相手(23歳)があまり乗り気でない
  • 好きな趣味を一緒に共有しようとするとイマイチ反応が悪い
  • 交際相手の女性は23歳、他にも男性は寄ってくる年齢で、まだまだ遊び足りていないとも思っている。
  • 女性は結婚して失うものが多く「彼に全てを預けていいのかと不安」になっている天に気付いていない
  • 彼女をとても愛している
  • デート中の彼女は楽しそうにしてくれている、と思っている

 

上の年齢で焦り過ぎた40歳男性は「なぜ彼女は結婚してくれないのか?」ばかりを考えすぎ、「なぜ彼女が結婚に踏み切れないのか?」を考えてあげられていません。

 

独りよがりな思いだけが先走り、彼女の本心はほとんど見えていないまま、なんて前のめりな人って結構いるんですね。

 

もしあなたがこんな状況だったら…もっと現実的に以下の点を「結婚相手としてみなしていいチェックポイント」を参考にしてみましょう。

 

年齢的に焦ってない?彼女を「結婚相手として見ていいポイント」
  • 家庭感・結婚観・経済的な考えを話し合えるか?
  • 仮に子供ができたとして本当に交際相手は子供を大切にできるか?
  • 相手はあなたに対して「これからの人生をずっと過ごしたい」と言ってくれるか?
  • 相手は「あなたとだったら自分に責任を持ってこれからの人生を乗り越えていける」と言ってくれるか?

 

非常に現実的な話で、これ抜きにして今の交際が結婚生活に結び付くとは考え難いと自覚すべき。

 

甘い会話が交わされるデートや、他愛もないメールのやりとりなどはただの表面的な付き合いでしかありません。

 

ままごとの様な関係性で恋愛ごっこをしたとしても、上の事例のようでいては若い女性が同年代の男性に走ってしまっておかしくありません。

 

もしあなたが上のチェックポイントであまりにもYesがなかったらば、結婚相手選びをもう少し慎重に行ってみましょう。

 

 

結婚平均年齢ボーダーに差し掛かっているパターン

 

周りから「年齢も年齢なんだから結婚を考えたらどうなの?」と言われ、嫌々ながら重い腰を上げてみたものの、やっぱりうまく行かないような気がして婚活のモチベーションが下がった経験のある方は多いはずです。

 

平均結婚年齢(男性30.4歳、女性28.6歳)直前に差し掛かるボーダーアラサー男女に多いのが以下4つのパターン。

 

平均結婚年齢に差し掛かったボーダーアラサー男女に多いパターン
  • 結婚相手選びがどうも決め手に欠ける
  • 「この人だったら好きになれそうかな?」と思ったが、やっぱりそうなれなかった
  • 周りから紹介を受けて「理想が高い」とか「年齢を考えてみたら?」と言われ、自覚していない・婚活の自分自身の軸がない
  • 結婚には妥協が必要と考えながら、本当の意味の妥協が分かっていない

 

結婚平均年齢ボーダーに差し掛かっているアラサー男女に多いのは上の4つのように「どこに結婚相手選びの軸を置いたらいいのかわからない」といったところに集約されます。

 

つまり常に揺らぎがあるブレブレな結婚観というわけです。この4つがどういった意味なのかを見てみましょう。

 

 

結婚相手選びがどうも決め手に欠ける

 

いろんな異性と会ってみたものの、どこか自分の中で決め手を欠く結婚平均年齢ボーダー直前のアラサーは多いようです。

 

この理由は「本能的にずっと一緒にいたいと思えるような異性」に巡り合っていないといった点に尽きるのですが、それ以前になぜ結婚しようと思ったのかが明確でなく「周りが結婚しだしているから、とりあえず婚活してみた」という場合も多いようです。

 

どんな結婚生活をしたいのか、のイメージがなければ結婚相手選びだって難しくなります。

 

それはまるで行き先も決めていないのにとりあえず飛行機に乗ろうとするのと同なんですよね。。

 

周りがしているから自分も婚活してみたところで「自分自身の結婚生活を充実させるのは難しい」と容易に想像はつきます。

 

理由はそこに自分の考えはほとんどなく、周りから持ってこられた価値観で間に合わせようとしているだけだからです。

 

結婚は同じ家に生い立ちや社会環境が全く異なる男女同士が同じ方向を向いて共同生活をしていく共同作業ですから、価値観のすり合わせがじっくりできる相手選びが欠かせません。

 

結婚がゴールになってしまって人を好きになるのを忘れてしまっているのはなんとも味気ない…。下記は「運命の人に近い人と巡り合うってどんなことなのか」がわかる記事です。

 

よかったらご覧になってみてくださいね。

 

 

 

「この人だったら好きになれるかも」と思ったが、なれなかった

 

ボーダーに差し掛かったアラサー男女は気持ちが焦っているので、とりあえず目先の異性に「この人だったら好きになれそうかもしれない」といった軽い勘違い・錯覚を起こしやすくなります。

 

けれど結局好きになれず終い、優柔不断で異性を困らせ、思わせぶりな態度を取ったり、何も告げずに音信不通にしてみたり…それではブレブレで自分軸無し・異性に迷惑を掛けるだけで婚活は何にも進展しません。

 

こんな時は以下のように自問自答してみましょう。

  • 寂しくて目先の異性に都合よく埋め合わせしてもらいたい気持ちはなかったか?
  • 結婚したい気持ちはあるか?
  • なぜ結婚したいと思ったのか?

 

もし「間に合わせの感覚で目先の異性にもたれかかっちゃった、なんとなく好きになれそうかなと思った」ならば、それは最も結婚に縁遠く効率の悪い婚活です。

 

もう一度「自分は結婚生活でどんな人を欲しているのか」を考えてみるのもよいでしょう。

 

 

 

周りから紹介を受けて「理想が高い」とか「年齢を考えてみたら?」と言われてしまった

 

結婚適齢期の男女は周りの知人が気を遣って異性を紹介してくれやすくなるものです。

 

しかし紹介してもらった本人は自覚していないのですが、「なんとなく違う」なとどお見合い後の交際を断って仲介人をがっかりさせます。

 

蓋を開けてみると周りが理解し難いお断りの理由を理屈っぽく述べるようです。

 

「なんだか自分にはもったいない気がして…身長165p位の女性ならOKだけれど168pだと高めの靴を履いて僕と身長変わらなくなっちゃう」

 

などと…。(→いや、3pの身長差って…)

 

こんなしょうもないこだわりを持ったままでいると「難しい人」と思われてそのうち紹介ももらえなくなってしまうんですね。

 

結婚条件が細かすぎる、好みのタイプのストライクゾーンがものすごく狭い、は人の中身を見ようとしてない証拠でもあるんですよ。

 

 

 

 

結婚には妥協が必要と考えながら、そうなれない

 

結婚平均年齢ボーダーのアラサーならば「結婚は妥協が必要」と考えてみるものですが、なかなか現実ではうまくいかないようです。

 

しかし生理的に無理な条件を丸ごと飲み込む必要はないんですよね。

 

「結婚は妥協が必要」と言われる世間一般の意味合いは「どうにでもなるようなこまかいこだわりを捨てて『これだけは絶対に譲れない条件』を残し結婚相手選びをする」といったところになります。

 

 

ここではそれさえも忘れて「異性を見る視野を広げてもっと広い視野で相手選びをした方が気楽」とお伝えしておきます。

 

確かに前述したように身長差3センチの細かすぎるこだわりで異性をぶった切りする不可解なケースは多いのですが、下手に妥協が必要と考えて後々後悔するよりはおそらく「俯瞰的に異性を見る視点」を養って恋愛を楽しむくらいに考えた方がよほど婚活で苦戦しないはずです。

 

 

適齢期が数年先だから今は早いと思っているパターン

 

「まだ結婚する年齢じゃないしなあ…」と考えている男女の多くは結婚平均年齢まであと数年というパターンが多いです。※ちょうど男性で27歳、女性で言うと25歳くらい

 

あと数年先に適齢期が迫っているにもかかわらず…しかも結婚をほのめかしてくれる相手がいるにもかかわらず「なんとなくまだ早いかなあ」と言ったりします。

 

「なんとなく早い理由」はぶっちゃけないです(笑)あるはずないんです。しかし、考えてもみてください。

 

  • 今お付き合いしている人に何か特別な不満はあるのか、逆に好きか?
  • 結婚よりも優先したい仕事やその他もろもろの目標でもあるのか?
  • 数年先に結婚相手が見つかる自信があるのか?

を。

 

もし今交際している異性と、なんとなくずるずる関係性が続いて数年後まで相手があなたを思い続けてくれるならばいいですが、そんな保証はありません。

 

またなんとなく決めどころを欠いた異性とお別れしたとして、適齢期にあなた好みの異性とお付き合いできていたらいいですが、そんな保証もありません。

 

それでも余裕な顔して「まだ結婚なんて早い」と言い切れるでしょうか?

 

自分と同年代の異性が次々に結婚していく一方、恋愛経験が少ないあなたは出会いの数が年々減っていく未来を知らないだけです。

 

そんな未来を知らないのに面倒なことは後回しにしたところで「あなたが適齢期に結婚している未来の保証はゼロ」ですよ?

 

 

とっくに適齢期を過ぎている

 

とっくに結婚平均年齢を過ぎたアラフォー・アラフィフはたくさんおり、共通して言えるのが「凝り固まった思考」です。

 

ヤフー知恵袋に掲載されていた適齢期が過ぎた男女を例に挙げてみましょう。

 

まずは自分の年齢を棚上げする男性の事例です。

 

◇49歳で自分を棚上げするスペックが高めの男の事例

 

「僕は45歳の女性とお見合いしたが、以下の理由で御断りをしました。」

 

  • 子供を産むためにキツイ年齢である
  • 女性が長女で本当に嫁入りできるのかと思える

ヤフー知恵袋より

 

そもそもお見合いする前に年齢は聞かされているのに、取ってつけたように見合い後に年齢を引き合いにしています。

 

一方現在この男性の年齢で子供の成人時には70歳になる計算になるが、シミュレーションしているとも思えない。女性の年齢を「出産に厳しい」と言っておきながら自分自身質の悪い精子で使い物にならない自覚がないのがわかります。

 

こうしたパターンの場合:適齢期をとっくに過ぎて売れ残る男性は自分を棚上げして若い女性を求めます。

 

ただ若いだけが彼らの望む条件(出産してほしい)なので、本能の絡むいかんともしがたい凝り固まった考えが余計に傍から見てみじめに思えたりします。

 

そして二つ目は適齢期を過ぎて自分に後がないと思い込み過ぎている女性の例です。

 

◇甲斐性のない男性と長年付き合って情で結婚が諦められない女性の事例

 

  • 社会的に立場があるアラフォーで、甲斐性のない男性と長年付き合あった結果、情が残ってしまっている
  • 年齢が年齢なので相手を選んでもいられないと考え、新しく結婚相手候補の男性を見つけるよりは長年勝手知ったる相手と結ばれたいと願う

「適齢期を過ぎた自分はもう後がない」と考え、相手として理想的でなくても現状の異性と結ばれるのが自分の幸せだと強く思い込み過ぎている女性です。

 

こ7の場合彼女の周りはたいてい大反対しています。わかっていながら彼女たちは相手を忘れようとしません。

 

明らかに甲斐性がない男性と分かりながら情が残ってしまうような「適齢期を過ぎてがけっぷちの女性は」以下の判定基準を参考にしましょう。

 

甲斐性のない男の言動

対策

DV 交際中止でOK
男女の付き合いはOK、将来は責任取れないというスタンス
趣味趣向を強要する
結婚する意志がない
病気持ち あなた次第
収入が少ない

 

上の判断基準で言う「あなた次第」とは、女性が家計を支えて男性に主夫となってもらうのに折り合いが付けばの話です。

 

現実的な話、経済的な基盤がない状態で共倒れになっても幸せは保証されません。

 

男性が仮に病気持ちでも女性が養っていける安定した収入があれば、あとはやり方次第です。

 

 

年齢=恋人いない歴の 恋愛経験ゼロな大人たち

 

恋人いない歴が年齢と同じ数だけの「恋愛経験ゼロ」の大人が婚活する場合は、婚活に苦戦するどころか、異性との接し方がわからないから始まるでしょう。

 

フルマラソンの経験がないのに試合に出場するかのようなものなので、この場合はまず恋愛経験を積み上げるほうを優先しましょう。

 

まず恋愛経験ゼロの大人が婚活する場合は以下の必須条件を整えてみます。

 

  • 異性受けする外見:ヘアスタイル、ファッション、体型、清潔な身だしなみ
  • 異性受けするキャラクター:明るい、ある程度ノリがいい、愛嬌がある、話を受け止めて否定しない

少なくても上の必須条件がそこそこできて、異性はあなたと一緒にいて楽しいと思えます。相手が楽しいとかほっとするとか思えないと、その先の恋愛にも結び付かないと考えましょう。

 

 

まとめ:年齢を理由にして結婚できないのはウソ、活動の仕方に問題があるだけ

 

年齢を理由にして結婚できないと言うのはいい訳にすぎません。

 

多くの結婚相談所や婚活アプリ、婚活パーティには結婚の平均年齢を過ぎた男女がたくさん集まっています。

 

あなただけが婚活市場で取り残されているわけではありません。

 

ご縁を結び付けるのは、あなた次第。

 

目先の結婚だけを考えていると、婚期は余計に遠退くだけ、もう少し俯瞰してみて「目の前の異性とどうやったら楽しく一緒に過ごせるか?」を考えてみましょう。
なぜならその先が紛れもなく結婚という未来につながっているからです。

 

あなたがそう変わったら目の前の異性は喜んであなたとの時間を楽しんでくれます。あとは時が来たら結婚など向こうからやってくる日が来ます。本当に。