好きなタイプに拘るだけムダ「好きと好かれる」の両立で結婚できる真相
好きなタイプが誰しもあるものですが、あまりこだわり過ぎると「とてつもなく低い成婚率」の中で婚活戦を強いられる羽目になり、いつまでたってもお一人様から抜け出せません。
好きなタイプ以外に「嫌いじゃないし、会って苦痛ではない」と思えるならばまずは「友人として数回食事」でもしてお互いよかったらお付き合いを進めてみるのがおすすめ。
「好きでもない人と結婚なんてできるはずない」と思っているならば、一度その概念をここで確認してみるのもよいかもしれません。
好きなタイプだけに絞って婚活していると婚期が遠退く本当の意味
婚活中のあなたの好きなタイプはどんな異性ですか?男性だったら「笑顔の優しい女性」、女性だったら「男性らしい包容力」などでしょうか?
少なからず今挙げそうになった「好きなタイプ」は、過去に付き合ってきた少ない経験値の中での副産物であったり、好きなタレントから受けた漠然としたイメージだったりするものです。
俺の好きなタイプは優しくて「隠れソフト俺様」でも受け入れてくれる女性かなあ。結局ここに行きつくよねえ。
実は「好きなタイプは憧れという名の自我の塊」、エゴでしかない場合が多いんですよ。憧れは所詮自分の中でつくられた理想でしかなく、幻想から抜けきれない場合が多いんです。
結婚は「あなたが相手を好きで、相手もあなたを好き=両想い」でないと成り立たず、実はとてつもなく確率的に低い巡り合わせです。
しかし「好きなタイプ以外結婚相手として考えられない。」と思いながら婚活していたら、「同等の幸せを得られる嫌いじゃないタイプ」の異性と巡り合った時に確実にチャンスを逃します。
言ってみれば「好きなタイプにこだわった婚活は、成婚率が限りなく低い1本釣り」、「同等の幸せを得られる嫌いじゃないタイプの異性も範疇に入れた婚活は、成婚の可能性を飛躍的に上げる網縄漁」です。
好きなタイプにアプローチして成婚に向かえばいいですが、成婚率が極めて低い低空飛行で婚活するよりは、もう少し成婚の確率を上げる方法もあるんです。
嫌いでないタイプを結婚相手候補に入れるという超有効な婚活
もし婚活サービスを利用して「会ってみたはいいけれど好きなタイプじゃなくて次に会うのをためらっている」と感じているならば、もう少し俯瞰的に婚活してみませんか?
具体的には「婚活サービスで出会った異性と言えど『いきなり結婚相手候補になりそうかどうか』を初期段階で判断しようとせず、まずはお友達からゆるい交際をはじめ、お互い何気ない会話をしながら相手を知っていく」といった婚活をしてみるのです。
「友達レベルの何気ないコミュニケーションの中で相手を知ってから徐々に惚れる」といった過程が婚活サービスでは欠落しています。
婚活サービスで出会った相手が嫌いなタイプでないならば、その補完に友人として積極的に会うべきです。
結婚に至っていない独身の経験値を100%採用しても、やはり同様な独身時代の失敗が繰り返される可能性も十分あります。
それがどういった婚活なのか、具体的なイメージが湧きやすいように見てみましょう。
婚活は徐々に惚れる、が省略されて破談になりやすい、惚れる過程を互いに育むべし
「好きなタイプではないけれど嫌いじゃない異性」とのご縁を「はじめは友人として」関係性を育んでいけば、高確率で本気で好きになってくれるので成婚率が飛躍的に高まります。
「婚活で出会ってはいるけれど、はじめからガツガツするのもなんだから、仲のいい異性の友人として食事とか気軽に出かけたりしてほしい。」と言ってみるだけですから、相手も快諾してくれます。
※表面上男女関係か、仲の良い異性なのか、だけで関係はそれほど大差がないので相手にデメリットはありません。
調べによると「キープだったけれど、友人として会っていたらだんだん好きになって結婚していた」という夫婦は20%にも上るそうです。※明治安田社会福祉研究所
ちょっとやる気が出てきませんか? 「友人としての関係を育む」のと、「婚活でいきなり恋人関係をはじめる」のとで、分かりやすい例を挙げてみましょう。
例えば職場内恋愛。職場内恋愛の場合は「はじめは嫌なタイプだなって思ったけれど、接しているうちに結構いい人だったと気づいた」などと社会環境の共有がお互いを知る機会を増やすので、結婚するケースも多くなります。同僚・仲間として徐々に相手を知って惚れて行くパターンです。
学校での恋愛も同じですよね。
職場で気になる異性を常日頃 目にして、相手も自分を気に掛けてくれる関係性が成り立つ場合は、恋愛が成立しやすいです。
けれど職場内恋愛ができない人は知人からの紹介でお見合いしたり、ネット婚活や婚活アプリ、そして婚活パーティや結婚相談所などの婚活サービスを利用して活動しようとします。
婚活サービスの場合は職場や学校内の恋愛と異なり、お互いに日常で相手を知りうる情報がかなり乏しく「徐々に相手を知って惚れ込んでいく過程」が省略されがちです。
「LINEなどでメッセージのやりとり」または「一度お茶や食事をしてLINEなどでメッセージのやり取り、またその繰り返し」といったように生活環境の共有がごくわずかな状態で相手を知っていくしかありません。
すると職場内恋愛のような日常の共有が叶わず、些細な出来事でわだかまりができてLINEやメッセージが返ってこないなど「成婚に結び付くような良縁」を簡単に逃す可能性が高いのです。
「好きなタイプじゃないから興味も持てないし、次に会うのはやめる」と思っていれば、自分を好きになってくれる異性はその1人だけ、成婚率は確実に低くなるのが想像つくでしょう。
「友人からはじめる仲とはいえ」、異性に自分の良さを知ってもらえたら嬉しいものですし、お互い婚活で出会っているのですから異性として見ないはずがないので、頭の中のどこかで可能性を探るんです。
友人とはいえ、端から”生理的に受け付けられないような異性”ではないとお互い分かっているので、「穏やかで心地よい関係性=多くの男女が求める夫婦のような関係」は成り立ちやすいのです。
つまりお互い表上は友人、心の中は異性を意識している、これが友人として会っているようでお互いに惚れ込んでいく過程の実態です。
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こんな感覚が婚活サービスを利用しているとどうしても欠落しがちなので、自分に好意を持ってくれた異性がいるならば、まず友人として数回食事でもしてみましょう。
確かに。婚活アプリでマッチングした女性と一度会った直後にメールが返ってこなかった経験けっこうあるわ。女性も好みのタイプじゃなかったときに結局気まずくなって日常的に会っていたらありえない行動を取っちゃうんだろうねえ。
はじめから「お互いガチで結婚相手候補の判定!」って気合い入れて会っていたらかなり厳しい目で相手を見るだろうし。「お互いまずは友人として楽しく話そうよ」って始まりだったらそんなキツイ判定しないから、徐々にお互いを知って惚れ込んでいく過程が出来上がりやすい訳かあ。
自分にアプローチしてきてくれた好意を粗雑にし、アプローチへのお返しもせずに相手に歩み寄らなければ、その異性が感じてくれた自分の良さに気付かないまま。
こうして「好きなタイプではないけれど嫌いじゃない異性」とのご縁を大切にしていれば、婚活で接点のあった異性は高確率で本気で惚れ込んでくれますので、成婚率が飛躍的に高まります。
この「好きなタイプでもないし、かといって嫌いでもないタイプ」を結婚相手候補に入れるのが吉と働くんです。
「好きなタイプじゃなかったけれど、今の夫が熱心にアプローチしてくれてお付き合いしてみたら求められて幸せだと感じるのもいいなと思った。そう思えた相手に尽くすのも悪くない。」「好きなタイプとは全く違う人と結婚した」と考える人は多いんですね。
特に女性の場合は愛されて結婚したほうが幸せと言われます。好きなタイプではなかったけれど、アプローチをしてくれる相手を受け入れ、「母性に似た優しさのキャパ」が増えるって女性ならではだと思います。恋愛感情の中にふと母性を感じてつい「もっと優しくしてあげたい」と思うものなんでしょう。そんな恋愛も素敵なものです。
なお「嫌いでないタイプ」に興味がわかないという現実があるあなたへ
何度か会って食事しても「相手の話に興味が持てない」と言い出すパターン。条件重視で頭ガチガチなタイプに多いなあ。会話はキャッチボールと一緒。相手が投げかけた話を自分が受け止めなかったら、自分が投げかけた話を相手だって受け止めてくれていません。
誰だって自分に興味を持ってくれた人に好印象を抱くものです。結婚相手候補にふさわしいかの判断よりも先に、打ち解けて話をしてくれる関係性を築く方が楽です。
婚活では条件でガチガチになる人って結構いると思うなあ。
お見合いとかたったの1-2数時間で「タイプじゃない・フィーリングが合わない」とか異性をわかったつもりになるのもせっかちだよねえ。人生30-40年は生きてきた男女の数時間で判断するって、そんな早く理解できるはずもないのに。
・自分の本質以上を相手に求めようとしている思考に気付かない
・自分にアプローチしてくれる相手が本当の自分のレベルだと気づかない
これでは延々と「好みのタイプでない」とか「好みのタイプからフラれた」とかいう、残念なセリフを言い続ける羽目になってしまうと思いませんか?
好きなタイプに拘ってしまっているならば、もう少し俯瞰的に異性を見て「条件だけではなく、心から居心地が良いと感じられる異性を探す視点」を持つのがおすすめ。
好きなタイプを聞く心理を攻略して、強かに婚活の戦略を立てるべし
婚活における好きなタイプは「条件とセクシャリティ」の狭間で常に揺らぎのあるもので、年齢とともに変化します。絶対条件にはなりえないという前提の可変的な好みの問題。
しかし、冒頭でお話しした好きなタイプや嫌いじゃないタイプに実際会ってみて「あなたの好きなタイプは?」と聞かれたときに地雷を踏むような答え方をしていては「ないわ。次会うのやめる」と思われかねません。
あなたが「好きなタイプにこだわる必要がない」と理解できても相手もそうとは限らないので…ここでは婚活を円滑に進めるために異性心理をマスターして「相手に響く『好きなタイプ』」を心得ましょう!
異性の好みのタイプを知れば、リードの方向性間違えなくて済むよね。男って結局リード出来る自分が心地よいし(笑)
男女共通の「好きなタイプ模範解答」
【内面編】
- 好きになった人が好きなタイプになる
- 優しい人:家族や友人を大切にする人などと言うと好感度が上がる
- 束縛しない:かまってちゃんは依存度が高く嫌われる
【外見編】
- タレント:高望みしていない路線で答える(お笑い芸人など)
- 身長は相手に合わせて答える:高め・低めとか、気にしないとかぼやかす方が◎
- イケメン・美女じゃなくて「爽やかで清潔感がある人」
【女性の好きな男性のタイプにある心理】を攻略して婚活に活かす
男性は「女性の好きな男性のタイプ」を攻略すると、女性にライバルがいそうな場合「ライバルよりも重視してもらいやすい」でしょう。
- 内面重視:姓や住居が変わったり、出産を迎えるなど急激な変化を強いられるので安定した生活の基盤が欲しい
- 外見重視:清潔感や身だしなみ、メタボに気を付けるなど外見に注意するのは自己管理を物語っている
- 非情動重視:車をバックさせる姿など過度なかっこつけ過ぎな仕草が逆に寒い
内面重視タイプの女性への対策:男性がこれをマスターすると◎
- 包容力:困ったときに必ず助けてくれる・時々わがままに付き合ってくれる
- 誠実:肝心な時に助けてくれて裏切らない
- リードしてくれる
- 仕事に責任感を持って取り組みやりがいを感じ、勤勉で我慢強い
- 浮気しない:キャバクラさえも察知させないし興味ないレベル
- 女だからといって見下さない
例文としては…
『困ったときはお互い様だし、一人で悩まず一緒に問題に取り組みましょう。僕にできることがあればいつだって大切なパートナーの力になりたいと思っています。良くも悪くも真面目にしかできない性格で、社内では仲間と一緒にプロジェクトに取り組むのが最近とてもやりがいを感じています。恋愛でも好きになったら一途です。』
など自己紹介してみると、その紹介文に感化された女性が自分に注目してくれるというわけです。ただし、上から目線なしで、必ず自分の言葉で語るようにしてくださいね。
キャバクラの女性が婚活の場に来てたら俺真っ先に帰ります。けれど「普通キャバクラに行ったことない男なんていないんだよ」って主張するのも女性には納得いかないんだろうなっていうのだけはわかる汗
外見重視タイプの女性への対策:男性がこうなると女性ウケ◎
- 清潔感のある人:服装、体臭、ヘアスタイルや爪がキレイ
- 筋肉質な人:アピールしすぎない、見れば分かります
- いつまでも若々しい人:お腹が出てない、オッサンっぽくない
例えば『汚れた爪でデリケートな体に触ってほしくない!メタボな男とSEXしなきゃいけないなんて嫌…』などと、生理的な感覚って女性の本性そのものですから、女性の拒否反応を防げるように男性はできるだけ自分を磨くのがおすすめですね。
「自分を受け入れてくれるかどうかを心配する男性のポイント」ってこうした肉体的な部分が大きいと思う。女性の「生理的に無理」って一言で男は立ち直れない。
NGの事例としては以下が挙げられます。
- 細すぎたり整え過ぎている眉毛
- ナルシストな自撮りを婚活アプリやSNSでアピールする※ジムで筋肉を鍛えているぴったりしたボディウエア姿など
- 若作りし過ぎ:年齢相応の服装をしてない※50近くなのに胸元を開け過ぎた服装など
情動重視タイプ:男性がこのNG集をマスターすると◎
- 女性の気を惹こうとしている運転:かっこつけ過ぎなバック運転
- LINEなどで浮くようなメッセージを送り付ける:かっこつけ過ぎな文脈
- 平気でボディタッチしてくる:膝をパンっと叩いてきたり女性の体を軽く触り過ぎ
車のバック運転…勘違いでかっこつける男、あると思います(笑)
【男性の好きな女性のタイプにある心理】を攻略して婚活に活かす
- 内面重視:論理思考で「面倒・トラブルを家庭に持ちこまない安全性」が欲しい
- 外見重視:女性らしい外見によって満足させてほしい
- 情動重視:女性らしい仕草や雰囲気にぐっときてしまう
内面重視タイプの男性への対策:女性がマスターすると◎
- 男性特有のプライドを包み込む優しさ
- 浮気しない、を超えた誠実さ
- 金銭感覚:家計をしっかり守る
- 気を遣わない:OFFの時の腑抜けになった自分も受け入れる
- 家事の要領の良さ
- 仕事への理解
- いざという時の親との同居:自分の親と仲良くする
男性は仕事で激戦を強いられた後に帰る家に、危険性があっては安らげません。働いて経済面を支える代わりに女性に安らぎを求めるのです。男性は「ありのままの俺を受け入れてくれる女性」が必要なのです。男性は仕事している自分を良く見てもらいたい、仕事から解放されたOFFの時は笑顔で自分の隣にいてくれる、そんな女性に愛しさを感じます。
外見重視タイプの男性への対策:女性がこうなると男性ウケ◎
- 34歳以下で、子供を産んでくれる若さ
- ロングヘア
- 清楚または、デートの時はニットなど体のラインが分かるようなファッション
- 顔は丸くタヌキ顔
- 痩せすぎず出るところは出ている体型
- 身長は156センチ前後
身長が高いならば高めの女性もOKな男性を見つけ、年齢が34歳以上ならば年上女性もOKな男性を探すなどしましょう。
服装で取り組みやすいのがニットです。男性は胸やウエストなど体のラインが見える服装が大大大好き?あざといかもしれませんが、まずニットで勝負してみればとりあえず第一印象はかなり上がるの間違いなし。
情動重視タイプの男性への対策:女性がマスターすると◎かも
- お互い愛し愛されている状態:特に男性はこれを強く望む傾向
- 女性らしい仕草:髪をかき上げる、メイクのほのかな匂いなど男心をくすぐる仕掛け
- SEXの相性:ただし、最初だけになりやすく飽きやすい
セクシーさと情動を掻き立てる雰囲気つくり、テクニックが必要です。このタイプの男性はいずれ飽きっぽいのでとにかくテクニックを磨くべし。
逆にこのタイプは「俺には無理」だと思われる女性:スペックが高すぎ
女性のスペックがあまりに高いなど男性が尻込みしてしまうような女性は「とても俺じゃ幸せにできない」と落胆させがちなので「好きなタイプ」から除外しようとしています。
いわゆるバリキャリ系は男性が倦厭する場合が多いのですが、初めから自分の全てを話そうとせず、まず自分の内面を知ってもらうように接触するのがおすすめ。
例えば職業が「女性で税理士・医師」などハイスペックと言われる専門職ならば「経理関係や医療従事者」などとやんわり伝えて婚活している人も多いです。
まとめ:好きなタイプは常に揺らぐが、強かな婚活は成婚率を上げる
好きなタイプは時間の経過とともに常に変化するものです。過去の恋愛が好きなタイプを固めているところが大きいですが、見方を変えたら「過去の恋愛って失敗の山」とも言える。
一概に言えないけれど好きなタイプに拘り過ぎても仕方ない、それよりも自分の価値観や異性を良く知って視野を広げたほうが思い描いたような未来が手に入りやすくなります。