マッチング相手を自ら結婚前身辺調査をしにくる男:お見合い体験談

一抹の不安が過って結婚前に身辺調査を依頼する人が多いようです。

 

「フィーリングは問題なさそうなんだけど本当にこの人と結婚していいのか?」と…「相手に見せている顔とガードが高い一面」を持つ独身者は端的に言って慎重派ではあります。

 

今は3人に1人は離婚する世の中なので結婚前に失敗回避目的で身辺調査をしておきたいのもあるでしょう。ここでは身辺調査された側の女性の婚活体験談の本音を赤裸々に語ります。

 

身の安全を確保して結婚前に身辺調査をしたい、けれど余計に破談にはしたくないといった方はご参考になります。

 

 

婚活での「結婚前調査」はどこまで許されるのか?

 

婚活期間では結婚前調査がかなり行われています。本来の身辺調査は結婚前に「相手から聞いている情報が本当か、将来にわたりリスクを負わないか」を確認する目的で行われる場合が多いとか。しかし結婚前身辺調査のやり方次第では相手の心証を害して破談になるケースもあります。

 

結婚前調査は興信所と呼ばれる調査企業に依頼される場合が多いのですが、今回ご紹介する婚活体験談は…なんと「自分で結婚前調査しに来たアラフォー男子がいる」という実話。

 

1度しか会ったことのない「結婚相談所でマッチングした女性の居住地・職場・出身校を訪れ、自分の結婚相手として〇か×か」を舐め回すように自分で結婚前調査しにくる男性が本当にいるんですね。ここでの最大のポイントは「自ら身元調査しに来た割には自分を語らない」って所にあるんだけと、「結婚で損したくない」という心理が働いています。けれど、相手の心証を害してせっかくのご縁が破談になってしまうのはただの損失。

 

身辺調査は不安や疑問のない人には起こりえない行動なので、マッチング相手に「あなたを疑ってます」って伝わってしまうんだなあ。せめて相手にわからないようにすべきだし、飽くまで自分がされて嫌な調査だったら止めるほうが無難。

 

交際がある程度進んで結婚前調査ならまだわかるところもありますが、1度しか会っていないマッチング相手を目の前ににやり過ぎ感も否めず、アラフォー男性の婚活の進め方に疑問を抱いてしまう婚活体験談です。

 

 

1度会っただけの相手を自ら結婚前調査しに来た謎の男とのお見合い体験談

 

婚相談所のお見合いウエブシステムを活用して、アラフォー女性がアラフォー男性にお見合いを申し込み、男性が申し込みを受諾して二人の婚活体験談がスタートします。

 

二人のお見合い当日は実は悪くなく「かなりいい感じ」だったんですが…

 

 

実は身元調査男だったアラフォーとお見合いしたアラフォー女性のプロフィール

  • 39歳 群馬県在中
  • 職業:会社員
  • 大学卒業
  • 初婚
  • 趣味:音楽鑑賞

 

結婚前調査男に豹変したアラフォー男性のプロフィール

  • 39歳 東京都在中
  • 職業:会社役員(父親が会長、兄が社長)
  • 大学卒業
  • 年収1000万円 (収入の6割が役員報酬、4割が不動産収入)
  • 初婚
  • 趣味:読書

 

 

アラフォー男女のお見合い当日

 

【アラフォー男が偵察に豹変するまで:お見合い当日】

 

  1. 品川プリンスホテルでお見合い
  2. 銀座でのランチデート
  3. 公園でのお散歩デート
  4. ドラマチックなお別れ
  5. 品川プリンスホテルでのお見合い

婚活男子
婚活男子
はじめまして。今日は来てくださってありがとうございます。沢登と言います。実は僕昨日の夜緊張してあまり眠れてなくて、ぼーっとしてたら済みません。

 

婚活女子


婚活女子
はじめまして。こちらこそお見合いをお受けいただいてありがとうございます。お互い同じ年だし、今日はお見合いですが気を緩めてリラックスしてお話しできればと思っています。

 

婚活男子
婚活男子
あ、、、はい。(なんかいい人だなあ…) はじめに僕の自己紹介からしますね。僕は親が経営している設備会社で働いていて、電気機器の取り扱いを主にしています。

 

婚活女子


婚活女子
私は群馬県内の空調関係の会社に勤めています。ちょっとだけ業種が似ているかもしれませんね。今日お見合いをする前に沢登さんが趣味に挙げていらした作家の本を読んでみたんですけれど、いいですね。感動してしまってました。

 

婚活男子
婚活男子
え?ほんとですか… 。もう40になるおっさんがあんな恋愛小説読んでてどうなのって気もするんですが、独身だと胸キュンモノの小説が読みたくなるんですよね。心の潤いが今とても欲しいです。

 

婚活女子


婚活女子
胸キュン恋愛小説…あんなかわいらしい恋愛ができたらいいなって思いますね。あとは映画化されている作品もあったのでいくつか見て見たり…

 

婚活男子
婚活男子
そうだったんですか。嬉しいなあ。あ、よかったらなんですけれどせっかくだからこの後食事でもどうでしょう?

 

 

このアラフォー女性、すごいなあ…。男性が趣味として挙げていた読書でよく読んでいる作家の本をお見合い前に何冊か読んでいたんだね。いわゆるデキル女性って感じ。 はじめに男性が緊張していたのをリラックスさせて、「あなたにとても興味があります」というサインを男性の趣味を自ら実体験して示しているんだね。

 

恋愛小説を挙げているところ、この後のお見合いが盛り上がるのも織り込み済みだったってわけね。大人の女性にしかできないと思う。ここで既に女性側がかなりリードしてる気がする。

 

 

銀座でのランチ・お見合い後のデート

 

婚活男子
婚活男子
今日は休日だから東京の街中がどこも混んでますね。ここのランチがおすすめです。

 

婚活女子


婚活女子
GRAND銀座ですか。素敵なランチをありがとうございます。私は魚料理にしてみようかな。

 

婚活男子
婚活男子
僕も。そういえば○○さんお誕生日今月なんですよね?僕も今月なんですが、二人でお祝いし合いっこしましょう。

 

 

婚活女子


婚活女子
あ、結婚相談所のプロフィ―ルよく見てくださってたんですね。ありがとうございます。誕生日はもうすぐです。二人でお祝いしましょう。

 

 

婚活男子
婚活男子
話は変わりますが僕の恋愛観は「惹かれ合った男女がお互いに化学反応する」みたいな感じです。お互いに影響し合って二人がよりよくなっていくの。

 

婚活女子


婚活女子
素敵ですね化学反応のような恋愛観。私の恋愛観は…一緒に人生を楽しんでくれる男性が理想かなあ。恋愛観じゃなくて理想の男性像になっちゃいましたけれど。

 

婚活男子
婚活男子
まあでも恋愛の化学反応も、人生を一緒に楽しむというのも、似てる気がしませんか? あ、デザートのバーナー演出をしてくれるみたい。

 

婚活女子


婚活女子
なんか楽しいですね。アイスのバーナー演出も、今日のお誕生日お祝いも。今日はいい日だな。

 

婚活男子
婚活男子
僕ようやく緊張が解けてきました。○○さんとても話しやすく接して下さってありがとうございます。男って女性に嫌われたくないがために、緊張しちゃう生き物なんですよ。いくつになってもね。

 

 

まあまあ…いい感じのお見合いの二人じゃないですか。お互いの恋愛観が似ているのも確認できたし、悪くない。

 

男性が最後に緊張がほぐれてきたって言っていますね。緊張していた理由は「女性が自分を好きになってくれそうかどうかが自信ない状態」でお見合いを受けたから。 お見合いで銀座GRANDにランチデートに連れてくるところも、「僕はあなたを立派にエスコートできますよ」というアピール。素敵なおもてなしではありますね。

 

 

お見合い後のデートのドラマチックなお別れ

 

婚活女子


婚活女子
今日は一日お見合いやランチやお散歩までいろいろ楽しめました。エスコートして下さって本当にありがとう。

 

婚活男子
婚活男子
はい、僕も楽しかったです。あ、最後に本屋さんに寄ってもいいかな?渡したい本があるんです。… これが僕のおすすめの本。

 

婚活女子


婚活女子
ああ、ありがとうございます。読んでみますね。帰りの電車の中で読んでしまうかもしれない。

 

婚活男子
婚活男子
○○さんはこれまでいろんな恋愛を経て男性不審になってきたってお聞きしましたけれど、悪い男性ばかりじゃないです。耳障りのいいことばかりは言えませんが、僕はこうしてあなたと出会ってこれから楽しくやっていきたいと思えたし、ちょっとだけコイツと一緒にいてもいいかなって思ってくれたらいいなって思います。

 

 

婚活女子


婚活女子
うん。私も沢登さんと今日お会いしてとてもリラックスしてお話ができました。また会いましょう。

 

婚活男子
婚活男子
はい、2週間後はいかがですか?他の男性はウソをついていたかもしれないけれど、僕は言ったことは必ず守ります。今度は僕が○○さんのお住まいの群馬県に行きますから。楽しみにしてます。何て言うのかな…○○さんが普段見ているものを自分の目で見て見たい(まあ実はちょっとした身辺調査なんだけどねー)んだ。

 

約束を守る男、カッコいい(笑)まあこの男性ははじめあまり女性慣れしてないのかなって思う点もありましたが、「耳障りのいい言葉ばかりは言えないがあなたと今日ご一緒して可能性を感じた」と最後に〆ているのは好感度は高いですね。

 

男性が徐々に男度を増してますねえ…〆るところ〆る。やればできるんじゃん!!(笑)お見合い当日のエスコートしては同性としても「よくやった!」って褒めて差し上げたいくらいです。しかしこの男性この後から問題なんだよなあ(笑)「自分の目で見て見たい(実は結婚前調査)」ってフレーズがボディーブローのように効いてきます。

 

 

お見合い後のLINEや電話のやりとり

 

婚活男子
婚活男子
○○さん先日はお見合いでご一緒させていただきありがとうございました。沢登です。これからLINEや電話でやり取りしながら、お互い仲良くなれたらッて思っています。僕実は寂しがり屋で、毎日○○さんに電話してしまうかもしれないです。

 

婚活女子


婚活女子
あ、そうなんだ。けれど寂しいと言えずに悶々とされたり、あとから爆発されるよりずっといい。毎日電話して下さるのは女性としては嬉しいかな。

 

婚活男子
婚活男子
ほんと?やった〜!ほんとは会いに行きたいけれどね。 じゃあ○○さんがお仕事終わったくらいの時間に電話するよ。

 

 

婚活男子
婚活男子
こんばんわ。沢登です。今日は何をしていたの?

 

 

婚活女子


婚活女子
会社の会長が私に話をしたいって言いに来て。何かと思ったら会社の上役になってほしいって内容だったのね。

 

婚活男子
婚活男子
え?そうなの、凄いね○○さん。俺は下町の小規模会社の息子、仕事の内容も決められた営業ルートを回るだけだから自分で開拓して何かをするってのはほとんどない…女性でそんな空調会社で上役に抜擢されるってどんだけ実力あるの…

 

婚活女子


婚活女子
あ、いえ…私はただ日常的な業務で顧客のユーザビリティ(商品の利用のしやすさ)を追及していただけ。(…男性が自己価値感じられない話題振るんじゃなかった)大した仕事はしてないの。

 

婚活男子
婚活男子
そんな…男社会の設備会社で女性が上役って…俺でもどんだけすごいのか分かるって…今日はなんか眠くなってきちゃった。おやすみ。

 

婚活女子


婚活女子
(あれえ… ちょっとあんな昇進の話するんじゃなかったなあ。男心って面倒だ…)

 

 

とまあ、男性はかなり気を遣って毎日LINEや電話でコンタクトを取っていたんだけど、最後の会話にあるように「女性が会社の上役に昇進する」と聞いて社会人としての自分の実力が下だって感じ始めたんだろうね。同じ年のほぼ同じ業界の女性が一般企業に勤めて抜擢されるという昇進がどれだけ重みがあるか、業界人だからこそ気付いてしまった。

 

端的に言って女性の昇進話が耳障り悪かったってわけですね。女性からするとこれほど面倒な男心ってないです。女性だって優秀な人はいるんだから。それを耳障り悪いとか露骨な態度取られても仕方ないですもん。

 

いやいやいや…まあ男からすると分からなくもないよ。どんな社会的に有能な男性だって女子が自分より社会的に活躍してたり上だとわかったらフツーに「むかつく」って言うからね。それが男の本音。「男が偉いは昔」とか言っている男に限って女性の上に立ちたいの!(笑)

 

 

1度しか会ってない女性の結婚前調査をしにやって来た名乗らない偵察男

 

 

女性の居住地に訪れた男が食事中にずっと窓の外を眺めて黙り込む

婚活男子
婚活男子
○○さん、ちょっと遅れちゃってゴメン。電車間違ってしまって。群馬県って僕これまで1度しか来たことなかったけれど、駅も大きいしなんかソワソワしちゃうなあ。

 

婚活女子


婚活女子
え?東京よりずっと小さい都市だよ… さてお腹すいてない?今日沢登さんが東京からいらして下さるから群馬県の美味しいものが楽しめるところを考えてたんだよね。

 

婚活男子
婚活男子
ありがとう… ここのお店2階から緑の街並みが見れて綺麗だね。しかも今日は夜祭りしてて眺めているだけでも楽しい。………

 

………………ぼ〜っ………………

 

婚活女子


婚活女子
ねえ、沢登さんお疲れなのかなあ?。さっきから夜祭りばっかり眺めているけれどそんなに楽しかったりする? せっかく今日は2度目のデートなのに何も喋らないってどうかなって思うんですが。

 

婚活男子
婚活男子
あ、いや聞いてるよ。…この間話してくれた空調会社での上役の昇進の件、急に言われて俺びっくりしちゃったんだけど…。あまりにも○○さんの情報が入るスピードが速すぎて。

 

婚活女子


婚活女子
え? あの、だからそんな大した昇進でもないんだけれど。私はやれるだけやっているだけで。

 

婚活男子
婚活男子
大した事してないってなんでそんな言える訳?なんでそんなに謙遜するんだよ! 偉いなら「私は偉いです」って言ったらいいじゃん…

 

 

ああ、わけわかんなくなってきた。この男性ウザいです。結局女性の大昇進が気にかかってて「俺より活躍している女性と、二度目のデートが楽しめないよ。」って言いたいのかな。

 

翻訳するとそうなりますね。しかしこの男性は二度目のデートで東京から群馬までわざわざ何をしにきたんだろう。女性の昇進は前からわかってた、それを「気に入らねえ」って言いに来たんだろうか。

 

気に入らないし、「うちは東京で家業してんのにそんな群馬で活躍されてたら『東京に来てうちの嫁になってくれ』って言いにくい」という心証なんだと思いますよ。

 

うーん…話し合ってもいないのに一人で格下気分を味わって怒ってみせて、わざわざ東京から群馬まで来て不機嫌な顔を女性に見せつけに来たの…。もうちょっと大人になれよという感じです。わからなくもないけれどさ、女性から昇進の話なんてそんな詳しくも聞いてないし、東京に嫁がないだなんて一言も言ってないんだから第一。

 

さて話は翌日朝に持ち越しします。

 

 

結婚前調査男が名刺を持たずに?女性の職場に訪れる

 

婚活女子


婚活女子
おはよう。沢登さん、昨日はちょっとお疲れみたいだったけれどよく眠れた?

 

婚活男子
婚活男子
いや、あまり眠れなかった。

 

 

婚活女子


婚活女子
そう、これから沢登さんが希望してた私の職場を案内するわ。今日職場は日曜だから空いてないけれど、会社から渡されている鍵があるから一部分だけはお見せできると思う。でもなぜ職場を見たいって思うのかしら?

 

婚活男子
婚活男子
結局俺は古い人間だから、自分が目で見たものしか信じられないんだよね。実際見て見ないとわからないし。…ふ〜ん。なるほどねえ…大きな会社だなあ。一部上場会社だったよね、群馬県の。 あ、これが○○さんの名刺? こんな会社で女性が上役かあ…どんだけだよ○○さんって…

 

婚活女子


婚活女子
…… あの。私はね、今日会社案内をするために沢登さんと会っているんじゃないんだけれど。昨日もお話ししたように、大学卒業後これまで仕事をしてきて、ただいい仕事がしたくてこれまでやってきただけなの。沢登さんが私の職場が見たいっていうからご案内してますが、少なくても楽しんでもらっていないって事だけは分かります。私はどうしたらいい? 

 

婚活男子
婚活男子
 誰も楽しくないなんて言ってないでしょ! ほぼ同じ業界なんだからあなたがどんだけすごいっていうのは分かるよ。なんで俺の前でいつも『大した事やってない』って言うの!

 

 

ああ ああ。やっちゃってるねえ。この男性東京から群馬まで何しに来たのかしら。女性の会社での実力をまざまざ実感しちゃって女性の前で不機嫌モード…端的に何をしたいのかわかりません。

 

同性としてわからなくもないです。けれどこうした状況でこの男性みたいな反応しちゃうと、そんなにかっこ悪い醜態ない。不機嫌な顔をわざわざ見せに行くって何その迷惑な婚活デート…女性にとっては罰ゲームみたいだな。

 

しかもこの男性がやらかしてるのはれっきとした結婚前調査・身辺調査であり、偵察です。人の職場に休日に上がり込む、自分自身は会社役員なのに、マッチング相手の女性に名刺も渡せない。男として「ダメな刻印」押すしかない。この男性は確実に女性より格下。

 

 

結婚前調査男が「女性が通っていた学校に行ってみたい」と言った

 

婚活女子


婚活女子
(なんだんだろうこの重い空気は…せっかく2回目のデートなのに、ぜんぜんつまらないんだけど… なんか身辺調査されているみたいで私そろそろ吐き気してきた。帰りたいなあ。)

 

婚活男子
婚活男子
俺お昼頃の電車で帰るから。最後に○○さんが通ってた中学校だっけ?そこに連れてってよ。

 

婚活女子


(まだ続くのかあ身辺調査… はああ。)

 

婚活男子
婚活男子
さっきも言ったけれど、俺は古い考え方してるのは爺ちゃんがそういう人だったんだよね。俺も見たものしか信じないんだ。…だから○○さんが通ってた中学校を見せてもらいたいんだ。

 

婚活女子


婚活女子
(何なんだろうその理屈…こんな2度目のデートってあり???)わかった。ここから電車で10分くらい。 … あそこの武道館で私剣道部だったのよ。毎日キツイ部活で大変だったなあ。

 

婚活男子
婚活男子
へえ○○さん剣道部だったんだね… さてもう帰らなきゃ。今日はどうもありがとね。バイバイ(結婚前調査おーわり!)

 

婚活女子


婚活女子
(この男性ともう未来はないわ…もう会えない。2度目の面談なのにここまでひどい身辺調査を目の前でされて…しかも自分の会社の名前も語っていないし、名刺も持ってこないし、自分の事何にも話さないで帰って行ったし…どんな身辺調査員なのよ…)  ああ、じゃね。

 

 

え…『俺は古い考え方してるから目で見たものしか信じられない』これはわからなくもないけれど、二度目のデートのマッチング相手の女性に『職場見せて、中学校も見せて』って要求度が高すぎて気持ち悪い。この男性の「結婚前調査」に対する執念が異常だとしか思えない。

 

そうですねえ。ここまで人の心証を気にせず社会的基盤に自ら足を踏み入れて結婚前調査しに来る男性はかなり珍しいと思います

お見合い当日の「女性の扱いがそんなに慣れていなさそうな男性」から2度目のデートでは「結婚前調査員」に豹変してますね。あのお見合い当日の半挙動不審な男性がなぜここまで身辺調査員に変わっちゃうのか…ちょっと理解し難いです。

 

 

身辺調査にやってこられたアラフォー女性のお見合い体験談 まとめ

 

結婚前調査をする人は少なくないです。それが将来的にお互いのためになるならば、「身辺調査はやって正解」と言えます。 しかし、今回のアラフォー男性がやってのけた女性への身辺調査は正直言ってコワいです。『普通やるかここまで???』って思うなあ。

 

男性が務めているのはお爺さんの代から続いており、社員数も数名といういる小規模電気会社さんです。無茶苦茶大きな会社の息子さんだった場合、身辺調査もわからなくないですが、なぜここまでこのアラフォー男性が2度目のデートで要求度が高い身辺調査を断行してきたのか、僕たちも理解に苦しみます。『そりゃ女性が逃げるわなあ』って思うよ。

 

「見たものしか信じない」って言葉をアラフォー男性が数度口にしていますが、これを固持してこれから結婚相手として可能性のある女性に「見てないから信じられない」と言い続けたらどうでしょうか? 女性は男性に何を言っても信じてもらえなくなると不安になるでしょう。 増してや会って2度目の婚活相手です。どこまで相手の社会的基盤を開示して要求するか、常識というものがあります。

 

職場やら母校やら、会って二度目の相手に対する要求度が高いんじゃないかと思うね。明らかに。

 

まあいろんな価値観の人がいるんだねえ、と言ったらそれまでですが。このアラフォー女性は飛んだ災難でした。男性の結婚前調査の言動はかなり謎、レアケースに当たったと思うしかない。

 

 

結婚前の身辺調査はどこまで許されるのか

 

結婚前調査はどこまで許されるかって、非常にプライバシー性が高く繊細な内容も入っているので、「身辺調査をされる側としては負担が大きい」と思います。

 

こそこそと本人が知らない間に行われるので、もし身辺調査されていた、と知ったら大方の人は凹みます。凹まないでいられる人は少ないでしょう、逆にそれをされたらどうなのか?というところまで突っ込んでくるのってまあ気分は良くないですよね。

 

ですから「結婚前調査はどこまで許されるのか?」は「自分が全く同様にされたら嫌ではないか?」という非常にあいまいな線引きで考えるしかないんじゃないでしょうか?

 

以下結婚前調査してくる人の傾向の他、結婚相談所・高信所での身辺調査の範囲を挙げていきます。

 

■結婚前調査してくる人の傾向

  • 大企業や資産家の跡取り
  • 潔癖症
  • 将来的に損失を負いたくない意識が強い

 

 

結婚相談所での結婚前調査の範囲

 

結婚相談所では、入会前に身元調査として「公的証明書」を提出させています。

 

一例として国内で最大の会員数を誇る結婚相談所連盟IBJでの「入会に当たって必要な公的証明書」を挙げてみましょう。※学歴証明書の場合は私立の場合民間証明書になる

 

 

男性

項目名3
独身証明書(戸籍謄本も可)

本人確認書(運転免許証等)

所得証明書

任意

学歴証明書

任意

資格証明書(国家資格は必須)

その他資格証明書

任意

任意

 

 

上のような各種証明書を提出させている結婚相談所に入会する場合は、「会員は同じ状態で入会しているので、最低限の身辺調査は済んでいる」と考えていいと言えます。

 

 

結婚前調査で高信所は何を調べる?

 

高信所とは結婚前調査や、浮気調査など「依頼人に変わって特定の人物を調べる民間調査会社」を言います。

 

結婚前調査は、本人の口から語られる情報以外に、第三者に客観的に調べてもらう形で「結婚相手として信用に値するか」が明確になります。

 

高信所で行われる結婚前調査で何を調べるのか?は以下のとおり。

 

基本的情報 婚姻や子供 お金に関する事 嗜好性・人間関係
名前 婚姻歴 資産状況 賭け事・タバコや飲酒
生年月日 子供の有無 年収 休日や夜に何をしているか
本籍 養育費の有無 借入金有無 暴力傾向
学歴 異性関係   家族関係
  男性は風俗志向性   会社での評判

 

高信所で行われる結婚前の身辺調査の費用:1件当たり約30万円〜

 

 

結婚前調査後の、破談

 

身辺調査を結婚前に行われて、破談というケースは少なくありません。

 

何をもって身辺調査をしているかは本当にそれぞれとしか言いようがないのですが…この結婚相談所でごく最近伺ったケースをご紹介しましょう。

 

結婚前の身辺調査後の成婚に至ったケース

  • 男性(身辺調査をした側):機器会社の社長
  • 女性(身辺調査をされた側):社長の会社に勤める事務員 両親が漁師という家庭に育つ

 

男性は、女性の身辺調査を行って問題ないと判断しました。身辺調査の目的としては若社長のこれからの人生をしっかりサポートしてくれる良質な人格を持っているかどうか、を判断するためだったと言います。

 

これがもし「夜遊びが盛んで、複数の異性関係があった」などといった女性だったら、おそらく結婚前の破談は確実だったのではないかと思うよね。

 

 

まとめ:結婚前調査はほどほどに

 

結婚前調査は「やる側は一族の幸福を守るため」にするはずです。一方で上でご紹介した女性のようにタイミングとやり方によっては「それはない、やり過ぎ」というケースもあります。

 

特にやられる側が善良な場合「やり過ぎ」と言われかねないんです。