この記事は経営者と接点があった女性に対し、あるお見合い体験談を通して経営者の問題点をあぶりだしながら、「見極めの参考=彼らと結婚するのはありかなしか」を判断できる内容になっています。
男性経営者が結婚できない理由を婚活体験談から紐解き、具体的にどんな言動が「女性が幸せな結婚生活を送るための妨げになっているのか」が分かるようになります。
婚活で男性経営者に出会った女性で、判断に迷っている場合は参考にしてみてくださいね。
ゲスな俺様を自覚しない男性経営者のお見合い体験談
こちらの婚活体験談は自称「3つの会社を持つ51歳の経営者」とのお見合いした女性の体験談。結婚相談所のお見合いシステムで「男性が女性をお気に入り登録した」のを女性が気付いて、女性から男性へお見合いを申し込みしたのがお見合いのきっかけとなりました。
51歳男性経営者
職業:訪問介護の会社、インターネット事業、親が経営する会社の役員、自称3社を経営※実質一人会社社長
- 大学卒業
- 年収1500万円
- 未婚
- 趣味:旅行、暇な時にジムで筋トレ
39歳女性
- 職業:経営者
- 大学卒業
- 未婚
- 趣味:ドライブ、料理
口の悪さが露呈して「だからこの人結婚できない」と思われるアラフィフ経営者
はじめまして。俺は3つの会社を経営してます。一つは訪問介護の会社、あとは絵画やバッグを扱うインターネット事業と、親父が経営している会社の役員の経営者。3枚名刺渡しておくから、あとでインターネットで検索してみてよ。
はじめまして。とてもお忙しいとのことで早々にお見合いのスケジュールをいだいてありがとうございます。すごいですね、3つですか。一番力を入れている業務ってどれなんでしょう?
訪問介護の経営に大半の時間を割いてて実質は俺一人で回してる感じかな。あとはとん挫したり、利益になってなかったり。といっても俺はたいてい自宅兼オフィスで電話対応しているだけなんだけどね。介護スタッフに「やかましいから会社に来るな」って言われてるんだよねえ。
ええ…社長に「会社に来るな」って言うんですか?皆なんとかの裏返しで本当は頼りにされているんですよね?
俺は訪問介護の中身なんて全く知らない、ただ高齢者からお金を集めて国から介護保険から報酬をもらえればいいってだけの話。儲かったらなんだっていいし、訪問介護の会社の経営には看護師資格とか医師資格とか国家資格が必要ない、楽だし儲かるからやっているだけ。訪問介護の会社に俺が行っても何にもなんないよ。まあ介護スタッフの女性は看護師なんだけど、一般的に看護師って白衣の天使って言うでしょ?現実は「おいおい、いったいどこの誰が白衣の天使なんだよ?」って思うよね。天使どころか妖怪じゃん あんなの。
(うわ、ほんと質悪い経営者…こんな人いるんだ…性格が悪いって言うか人間的にゲス…。)
ああ…ええと。介護の現場ってそんないい思いばっかりするわけじゃないから女性も厳しい顔つきになったりするんじゃないのかなあ…菊地さんがおっしゃっているのってもちろん冗談ですよねえ(笑)
俺さ、訪問介護の会社経営で地元紙に取り上げられたりセミナーをやってくださいって言われることもあるんだけど、かならず「スタッフは中国人労働者同然」って言うよ。中国人労働者って今日本でたくさん働いているけれど、皆給料を取っていくだけ取って行ってすぐ辞めてくんだよね。うちに入ってきた訪問看護師たちもそう。みんなすぐ辞めてくの。俺は奴らをスタッフとして雇用してるって言うか「どうせ辞めるんだろ?」っていう目でしか見てない。訪問介護をしてくれて、国から報酬をもらえるようになればそれでいいってこと。
あ〜あ、この経営者が結婚できなくて当選って一言で済みそうなんだけど解説しますよ。
ここまでゲスな経営者も少ないと思うし、経営者は自社の経営に自身も誇りも持っている人が多いと思うから上の実例を「変わった経営者だな」って思うかもしれない。けれど多かれ少なかれ経営者男性は似たような俺様をやらかしてしまっているパターンが多い。
ここまでひどいゲスな俺様経営者は少ないかもしれませんが、女性からすると「ちょっとこの人とは無理」って思われる我の強い一面を普通よりも持っているのが経営者。なぜなら並みの人がくじけそうになりそうな会社経営を「力技」で切り抜けるのが経営者だから、普通の人と違った個性や能力・人格があってもおかしくないんです。
けれど女性に嫌われるような個性や人格をプライベートでも発揮されてしまっては結婚生活は成立しません。婚活の段階で無理に女性が合わせて後々別れるようなリスクを負うんだったら、「他の男性をあたったほうがよほどまし」というパターンになります。
上のアラフィフ男性のように「お金の猛者で女性スタッフを人扱いしてない経営者」に惹かれる女性っていないですよね。結婚したら「すぐ離婚して逃げていくんだろ?逃げるなら逃げろよ」とか言われそうですし。
曲がりなりにもこの男性51歳でしょ? 年相応の人生観とか女性観や恋愛観がどうも会社経営の話から見えてこないんです。「ああ、こんな経営者じゃ家族を大切にできないし、奥さんは不幸になる」ってところしか見えない。他の男性をあたったほうがよほどまし」、相手を選び間違えて単純に時間のムダ、ってお見合い体験談になりかねません。
趣味の話でもゲス男・俺様が露呈して女性の口がふさがらない
ええと…。(何を話したらいいのかわからないくらい人間的にゲスなんだけど…) あ、菊地さんが趣味に挙げられていた旅行って、最近だとどちらへ行かれたんでしょうか?
ああ、最近だと年末年始にマレーシアに行ってちょっとしたリゾート気分を味わってきた。一日中プールサイドでだれっとして、時々トロピカルジュースを飲んで過ごす。正月早々いい気分だった。まあ恋人もいないから一人なんだけどね。
いいですね。満喫されてきて。ヨーロッパにも行かれてたって自己紹介されてましたよね。
仕事上買い付けで職人を見つけるためもあってイタリア行ってた。 けれどイタリア人って詐欺師でさあ、売り上げをこっちによこさないんだよね。あいつらバカだから俺には合わないからインターネット事業をやめてしまった。それから当時付き合ってた恋人とだいぶイタリアに旅行してたんだけど別れちゃってちょっとイタリアに行けなくなっちゃった。
イタリア人は陽気な気質だから日本人のお金の〆の感覚が理解できていないのかもですね。 でも菊地さん洋服もオシャレだし身に着けているモノのとてもセンスがいいから、イタリアはお似合いそう。
そうね、インターネット事業は続けたかったけれどほかの職人さんも「もう関われない」って言われちゃって実質稼働してない。まあ訪問介護の会社が儲かっているから俺にはもう関係ない。親父の会社ではいくらでも借入金を借りてもらえるから今度また新しい訪問介護の事業所を増やそうかと思ってる。
自分が一時でもかかわって売り上げを頂いていた事業に「もう関係ない」って言うって、ゲス経営者ですね。
このゲス経営者の人間関係をちょっと整理してみましょうか。
人間的にゲスなアラフィフ経営者の寂しい人間関係
- マレーシアのリゾート旅行:お一人様
- イタリア人のバッグ職人:売り上げを着金してくれない
- イタリアに一緒に旅行した日本女性:愛想つかされた?
- インタネット事業で関わった職人(日本人女性):もう関わりたくないと言われた
- 訪問看護スタッフ:会社に来ないで欲しいと言われている
おお・・・寒い。この経営者の人間関係(笑)
皆この経営者と公私ともにある程度付き合いのある登場人物なんだと思う。けれど今はだれ一人として彼の元にいない、結婚できない、というのがこの経営者の現実。
会社の経営者としてのゲスな人格がプライベートでも滲み出て、皆「公私ともにこの人のそばにいるのが不快になった」ってパターンですね。
経営者は高収入の方が確かに多いです。
けれど婚活中の女性が高収入という条件を重視し過ぎてしまうと、結局上の”ゲス経営者とのお見合い体験談のように経営者特有の人格”に違和感を持ってしまう可能性は高いです。
婚活してる女性に多いですが、収入などの条件だけで相手を選んで後から泣きを見るパターンは、時間を浪費するだけです。
婚活はいかに「将来に繋がらない相手を見極めて時間のロスをなくす」かが大切。
無駄な相手に時間を拠出するくらいだったら、可能性のある異性にアプローチしたほうがよほど結婚という将来につながりますよね。
少しでも容認できないゲスっぷりがあったら、時間のムダのラインを早めに見極めて撤収しましょう。
将来に繋がらない相手を見極めて時間のロスをなくす、と言っても婚活で迷走中の女性にそれほど難しい課題もないですね。
どんなに頑張ってもいい人に巡り合えなくて凹み続けてモチベーションが果てしなく下がり続ける、何が婚活の失敗原因なのかわからないのが”婚活の普通”、というのは辛い事実かもしれません。
お見合いの別れ際に男としてのゲスっぷりが露呈
いやあ、菊地さん訪問介護スタッフさんをすぐ辞めてく中国人労働者と同じって言ってしまったりビックリするような話ばっかりだったけれど、1回だけお話ししてもあまりよくわからないなあ。
そうだね、こんど夜に食事でも行こうか? デートの時何曜日の何時頃がいいとかある?俺は土日が休みなんだけど
私も土日が休みで、平日は予定付けられます。では連絡お待ちしてますねありがとうございました。
まあ一見普通のお見合いのお別れのようにも思えるんですが、このゲス経営者はこのお見合いを破談にするんですねえ。『今度は食事に行こう』って誘っておきながら本当はそんな気はないってやつ…
こういう男性多い! 私たちにも『また会おう』ってお見合いを一旦閉じる男性の心理は、蓋を開けてみないと分かりません。五分五分で「次回もまた会う男性」がいれば「口先だけ次も会おう」と言う男性もいる。
端的にお金の猛者で、人使いが荒く、身勝手なんでしょう。また会おうって言った後に気分で「やっぱあの女性との交際やーめた」って簡単にひるがえしちゃうの。年収はそれなりにあるから「次もあるぜ俺には」って言えるだろうし。
人間的にゲスな経営者のお見合い体験談の小まとめ
ゲスな経営者とお見合い体験をした女性からいただいた感想がありますのでご紹介します。
訪問介護会社のスタッフさんの扱い方があまりにひどすぎて、まず人間的にこの人を好きになれそうもないと思いました。
訪問介護の事業で成功されているのはわかりましたけれど、同じ経営者の立場からすると志が汚い、それで国から介護報酬をもらえばいいと言う魂胆は、解せません。
「経営者として最悪で、プライベートで人間的にはまともかもしれない」というように考えるわけには行かない範疇だと思います。ご縁がなくてほっとしています。
まさに!どう考えてもこの男性経営者の隣で安らげないって思えるんじゃない?
僕が同性の視点で見て「この男性を気に入って彼女になる女性がいるのか?」って思いますもんね。
多くの経営者はこのゲス アラフィフ男性と似たような自己愛が強い言動を大なり小なりやらかしてしまっているところはあると思います。全てとは言いませんが。一見経営者は外ヅラがいいように見えますし、笑顔をつくるのも得意ですから女性は騙されてしまうんでしょう。しかしそれは仕事で一時的に交わる人や仕事上許される人格であり、生涯を共にしようとする女性側からすると「自己中心的で長く一緒にいられる人ではない」となり、「この人と一緒にいると不快」というレベルになるわけです。
女性は結婚生活で安らぎを求めるのは男性と全く一緒! 自己愛が強くて自己中心的な言動を恋人関係でも発揮されては、女性は幸せな結婚生活をイメージできなくて当然。
「忙しいから恋愛ができない」はいい訳に過ぎない
経営者は忙しいって思ってる人多いよね。 ズバリ言うけれど「忙しい自分がカッコいい」って思っている男性って結構多い(笑)こうした経営者と婚活で出会った女性は「忙しぶらせておく、放っておく」のが一番。
忙しくしてる多くの男性経営者は、自分で忙しくさせているんです。この状態で女性が忙しさに割り込もうとしても逆効果。
それから「寄ってくる女性によって忙しいを使い分ける経営者」もいるよ。 例えば大本命じゃないけれど、キープくらいに思っている女性に対して「暇になったときに相手してもらいたい」って心理が働くから普段は「忙しくて時間がないんだけど、空いたら連絡するよ」っていう言い方をするのはよくあるよね。これも放置が効果的です。
経営者だから寄って来いよ!お金持ってるぜ!は確実に離婚します
『経営者だからじゃんじゃん寄って来いよ。お金も持ってるよ。どうせお金で寄ってくるんだろ?だったらこっちもそれなりの扱いしてやるぜ!』って魂胆が丸見えな経営者ってまあ多いんですわ。
45歳過ぎたいい加減ブイブイ言えなさそうな年齢の経営者でも「経営者だからお金持ってる寄って来いアピール」して恥ずかしいくらい、ビックリします。
婚活でこうした男性経営者に出会った女性は、やはり「金持ってますアピール」を放置してみましょう。高年収に惹かれるのを止めるわけではありませんが、「お金で寄ってきた女性」と認識されたら所詮それだけの関係で、長く続かないからです。
どんなに交際当初甘い言葉が交わされようと、お金で寄せようとしている男性は堅実な結婚を考えているとは言い難く、女性を使い捨てするケースもあるんですね。お金だけで寄ってきた二人が長く続く結婚を維持するのが難しいという話なんだよね。
経営者の結婚観と恋愛観・彼らが彼女や結婚相手に求めるもの
経営者の男性が彼女や結婚相手に求めるものは以下のように言えるでしょう。
経営者の彼女にふさわしい女性・好かれる女性
- 仕事の疲れを癒してくれる
- 笑顔が素敵
- 急用が入っても怒らない
- 美人
経営者の男性が選ぶ結婚相手
- 経営者としての自分を支えて心身の健康管理を支えて欲しい
- 家計をしっかり守ってくれる
- 料理・家事・床上手
- 子供が産める女性 34歳以下
- 子供の教育ができる
- 跡継ぎの経営者として資質を吹き込めるような人
- 上ゲマン
- 美人
そんな完璧な女性ほんといるのか?!って思いますが…。経営者って理想が高いんだと思う。だから冒頭のアラフィフ経営者みたいにいい年齢でも結婚できないパターンが多いんだなあ。
経営者の奥さんは美人が多いって言うけれど美人だから皆に見せて『さすが社長、こんな美人と結婚できるなんてさすがです』って『さすが』を連発されたいんだと思うよ(笑)けれど、美人と結婚する経営者が多いってだけで必ずしもそうじゃない、「浮気されるのが嫌だから地味で洒落っ気がない女性」を選ぶ経営者だっている。
もしあなたが経営者との結婚を狙っている女性ならば、上の経営者が好む女性像を目指して料理教室に通ったり女磨きするといいね。持っていて損はない資質です。
「経営者は孤独、理解してくれる女性はいない」なんて考えを捨てよ!
いろんな経営者さんを婚活で拝見していて思うのは、「経営者は仕事上で普通ではない何かを持っていたり、恵まれた環境を親から受け継いでいたりする特殊性」がそもそも孤独なんだと思う。けどこの「業務上の特殊性と同じレベルで恋愛も特殊で、誰にも理解されない」わけではないでしょう。
要は仕事上の経営者としての顔とプライベートでの顔を同じにしなくてもいいんじゃないの?って話なんですね。いろんな経営者さんがいるからどの程度ONとOFFの顔を使い分けているかにもよるけれど、もし婚活で苦戦している経営者さんなら、「経営者としての顔を忘れてお思いっきり恋愛を楽しんでもいいんじゃないか」と思う。婚活前提ではあるけれど。
どんな男性だって本気で女性に恋する時はほとんどおんなじ種類の男の子だよねえ。 いくつになっても子供みたいな一面があり、女性に笑顔で自分を受け入れて欲しいっていう…大きな違いはないはず。ここに経営者としての顔を100%に近い形で持ち込むなんてナンセンス。
どんな女性でも他人である男性を100%理解するなんて無理な話。しかも経営者はみんな個性的だから人から理解されようと思ないほうが楽だと思うんだなー。
はい、経営者は確かに特殊かもしれないけれど、その特殊性があったからって恋愛や結婚ができないわけじゃないですよ。もし『女性に理解されない』とか考えて婚活が何年もうまく行っていないんだとしたら、その考えを捨てて恋愛を楽しんでみてはどうかなあと思います。
経営者は出会いがない?婚活パーティで使える必殺技を教えちゃう!
会社規模にもよりますが、日本の会社で中小企業の割合が9割と言われている中、経営者の職場には数人の女性しかいないってパターンもあるでしょうし、社内恋愛を好まない人もいるでしょう。仕事の内容からして女性との接点がないとなれば慢性的な出会い不足になる。
もし経営者の男性がフラットな関係性を探すとしたら、一度カジュアルな婚活パーティに参加するって方法がおすすめ。
婚活パーティでは、職業とか年収とかプロフィールを記入するプロフィールカードが渡されるケースが多いんだけれど、そこで「支障のない範囲で経営者であることを消す」の。
結婚できない経営者のための婚活パーティプロフィールカード記入一例
経営者で営業する人もいるし、年収を高く盛っているわけでもないから、許されますよ。 ※逆に「会社員が経営者」と書くとか、「年収を300万円盛って記入する」パターンは明らかなNG行為です
いいね。そうやって一般的な会社員の男性と同じような条件でもしマッチングする女性がいればあなたの本質に惹かれてよいと思ってくれている証拠でもある。仲良くなったら本当のことを打ち明けたらいいですよね。「経営者って書くと同じタイプの女性しか寄ってこなくって」みたいに。それで怒る女性なんていませんから。お試しあれ。
まとめ:経営者とのお見合いを考える女性は、「経営者」を忘れよ!
ゲス経営者とのお見合い体験談をリアルにお伝えしました。
結局どんな人も会って話してみない事には何もわかりません。
「自己中心的で自己愛が強く、人使いの荒い経営者としての一面」が私生活にも滲み出ているならば、結婚後当然苦しみます。
その時に「経営者で高収入」という条件が、苦しみの範疇を超えていたら? と考えると女性が婚活で何をすればいいのかは…「他の候補を探す婚活にすぐ取り掛かる」ですよね。