経営者は結婚できない・リスクと不安 満載の牛男とのお見合い体験談

経営者は結婚できない・リスクと不安 満載の牛男とのお見合い体験談

経営者は結婚相談所や婚活アプリなど様々な婚活サービスにかなりの割合で入会されています。

 

見高収入・交友関係も広そうで、相手探しに困らなそうに見えますが、やはり慢性的な出会い不足の経営者はたくさんいるようです。

 

ここでは経営者特有の不安とリスク、そして鏡合わせの高いプライドをもつ経営者との婚活体験談をお送りします。

 

もし経営者と縁談があって「経営者との結婚生活に不安やリスク」を感じていらっしゃるならば、それがいったいどういったものかをこの婚活体験談で想像できるでしょう。

 

 

経営者が結婚できないのは「不安とリスクと高いプライド」の扱いづらさ

 

経営者との縁談がある女性は、社長夫人という肩書と一緒に不安とリスクが同居していそうな点が気になって仕方ないのではないでしょうか?

 

会社勤めするサラリーマンではなく、一企業の主(あるじ)として君臨する彼らは一国の城を築いている自信とプライドが天のように高く、かつ時流に乗って会社経営を続ける不安やリスクを抱えながら生きているので、傍から見ると扱い方が容易ではありません。

 

社員に給料を払い、社長としての風格を保つ一方で、彼らも男なので心を許せる女性の前だと猛獣性が消えたように甘えてきたりします。

 

つまり経営者の妻になる人は夫のさまざまな顔を見る運命にあるんです。

 

 

牛男経営者との婚活体験談

 

ここで登場するのは会社の不安やリスクを抱えながら、プライドが高く扱いづらい経営者とお見合いした女性の婚活体験談です。

 

牛肉専門飲食店の経営者プロフィール

  • 仮名:牛丸という名の牛肉専門店 牛尾社長(経営者)
  • 60歳
  • 国立大学卒業
  • 年収不明
  • 再婚(性別) ※親権あり、子供同居は後から知った

 

■公表されている企業情報

  • 資本金4500万円
  • 平成25年度付けの新たな借入金額6億円
  • 従業員数約100人

 


仲人
遠藤さん、牛肉専門店の社長とお見合いしてみない?社長はお金持っているからあなたのような人に向いていると思うよ。僕も社長にいろいろお世話になってて、今度僕を含め3人で食事の形を取りながら二人でお見合いを進めるといいよ。

 


婚活女子
へえ…、離婚されたばかりの経営者さんなんですかあ…まあせっかくおすすめ頂きましたので行ってみようかな。

 

仲人の紹介で経営者とお見合いした女性のプロフィール

  • 38歳
  • 大学卒業
  • 未婚、子供なし
  • 会社員

 

 

不安とリスクを抱えながらプライドが高い!扱いづらい経営者とのお見合い


仲人
遠藤さんこちらが牛尾社長、あの有名な牛肉料理専門店の経営者。牛丸ってお店知ってるよね?

 


婚活女子
はじめまして遠藤と言います。牛丸のお肉美味しいですよね。系列店の女性向けバイキングのお店も好きでした。

 


経営者
はじめまして牛尾です。バイキングのお店は儲からなくてやめちゃったんだよね。うちのお店牛丸は過去最多で5店舗あったけれど、今は事業縮小で2店舗まで減らしてます。牛肉専門店はチェーン店の方が店舗数が多いけれど奴らが出してる牛肉はほんと信じられないくらい質が悪い。僕らは日の目を見る機会は少ないけれど、牛肉の質は圧倒的にいいよ。

 

 


婚活女子
へえ…社長はお忙しそうですけれどお休みはあるのでしょうか?

 

 


経営者
まあ経営者は休みなんてあってないようなものです。飲食店は土日稼働しているし、僕も必要な時に行かなくてはならない。なんとか暇なしってやつです。国内の事業を縮小しているから、今フィリピンに牛肉を売り出そうと計画しているところなんです。

 


婚活女子
フィリピンに牛肉を輸出?なぜまたフィリピンに

 

 


経営者
アジアの中で今一番経済的に伸び率が高く、人口も増加傾向にある、しかも牛肉の需要がありながらフィリピンは牛肉の供給が不足しているんでね。こう吸引力のある国でビジネスを拡大しなきゃ、日本ではもう飲食店産業は頭打ちで儲からないんだよね。

 


婚活女子
へええ・・・

*


経営者
僕の親父が会社を創業して、僕が会社を継ぐことになった時に牛肉専門店5店舗の営業を始めたんだよ。県内で牛肉専門店の走りはうちのお店だし、みんな真似をして『自分が一番初めに始めました』みたいな顔をしている。どういう神経しているんだか。

 

 

 


婚活女子
…(うーん…なんかすごく他罰的・ネガティブで、自尊心が高い経営者さんなのかなあ…だんだん何を言ったらいいのか分からなくなってきちゃった。私に合いそうもないような気がする。どうもこの人と一緒にいられないなあ。)

 

 


仲人
社長、牛丸のお肉美味しいねえ!ところで社長は自宅でたまに料理教室をしているって話ですよね。遠藤さん習いに行ったらいいんじゃないの?飲食店経営者から直々に料理を習えるってそんな機会もないしね。

 

 


婚活女子
へえ…。どんな料理を教室でしているんでしょうか?興味あります。

 

 


経営者
ええ、いいですよ。不定期で月に1回くらい僕の自宅で開催してます。連絡いただければいつでもやれますので。最近は皆来なくなっちゃったけれどね。名刺渡しておきますので、都合を言ってください。

 

 


仲人
今日はこの辺にしておきましょうか。遠藤さん、帰り道一緒だったよね。社長、今日はありがとう。お代僕が出しておきますから。

 

 


経営者
いえいえ、とんでもない!折半にしましょう。

 

 

さてさて、今回もツッコミどころ満載な経営者さんとの婚活体験談ですが、まずリスクと不安が大きい思います。

飲食店の場合は得に流行廃りが早いんですよね。美味しいという感覚は絶対的なものではないし、「あそこのお店のあの味じゃなきゃだめ」だという決まりもない。皆簡単に浮気とも思わず同業の美味しいお店に行きますよね。この経営者さんは5店舗あったうちの3つを閉店して現状は2店舗で営業されているようですが、時流に乗りながら経営をする難しさを実感させられます。ハイリスクで不安が多い、飲食店に限らないけれどね。

 

 

そうね。この会社だけではなく今はどんな会社も数年先はわかりません。未来が保証されていない中で先頭切って舵取りする経営者の仕事は本当に甘くないですね。

そんな中で経営者との結婚生活もリスクと不安が常に付き物と言える。

 

上の経営者さんのように事業を縮小すれば、次の新規事業をスタートするのは当然。そのたびに借入金が増えて赤字経営なんて企業はざらにあるからね。婚活でまず経営者との交際を考えている人はここを抑えたほうがいい。不安があるならその人にこだわる必要はない、次行こう。

 

婚活で経営者と縁談のある女性は、今相手の会社がどいういった状況にあるのかを冷静になって情報収集する必要があるでしょう。インターネットで公表されている情報などを元に会社経営の健全性をチェックするとよいでしょう。会社経営に明るくない女性は話が分かりそうな周りの方に相談してみて率直にどう思うかを聞いてみるといいです。なんならこのサイトに問い合わせしてもらってもいいです。

 

役員報酬は会社の会計上「定期で同額で支払われる」のが一般的で、業績が落ちたからその分役員報酬を減額すると減額分に課税されるしくみになってます。よって業績が落ちても相応の役員報酬を受け取っている社長もいる。会社勤めしている女性には「経営者はお金持ち=結婚相手候補として有力」と見えるかもしれませんが、経営がうまく行っている会社ばかりではない、どんな会社も未来は予測できないのでその社長である経営者の身も保証されていないのです。

 

リスクと不安が付いて回るのが最高責任者=経営者ですから、その奥さんは経営者自身の精神的な不安や、忙しくて時間を共有できないなどのリスクや不安を負うものと考えましょう。

アラフォー女性に非常に多いのですが『周りから選んでいる年齢じゃないでしょ、と言われて好きになれそうもない人との縁談を迷っている』などと考える場合が多いようですけれどよく考えて!好きになれない人と一生生活を共にするのは一人でいるより苦しいんじゃないのかな。今は婚活市場に幅広い年齢層がいますから、周りからの助言を鵜呑みにする必要はなし。それよりはもっと好きになれる男性がどんな人なのか、あなたが運命の人だと思っている人はどんな人なのかを知ったほうがいいです。他に結婚相手候補を見つけながら今回のような経営者とゆるーく知人として付き合うくらいはいいでしょう。

 

 

仲人による経営者とのお見合い解説

 


仲人
いやあ、遠藤さん今日はゴメンねエ。僕が紹介したのになんだけどさ、あの社長やめておいたほうがいいわ。経営状況があまりに悪すぎるし、あなたについて何にも興味を示さなかったでしょ。あれじゃあなた幸せになれないって思ったわ。

 


婚活女子
そうですね…自社がすごい、と豪語するのはどんな経営者にもあると思いますが、他社の悪口が多くネガティブで聞いてて気の毒になりそうでした。どう会話を返したらいいのかわからないというか。

 


仲人
うん。フィリピンに牛肉を輸出するって話し合ったでしょ?あれが一番悪い。海外に輸出するって時にフィリピンを選ぶ企業は経営状況が底をついている証拠。会社は赤字経営だね。。

 


婚活女子
え…汗 経営者の奥さんになる人って大変そうですね。プライドの高さが扱いづらそうだし、旦那さんのストレスを気にしないメンタルの強さがなきゃいけない、経営が大変な時も大変そうな顔しちゃいけない、辛そうです。

 


仲人
あとね、経営者のお店で会食してるのに僕らにおごらないっておかしいでしょ?折半ってありえないから。こき使われるよ、奥さんになる人は。

 

この仲人さんかなり鋭い・・・。仲人さんが経営者と普段接しているときはこんな感じじゃなかったって事なんだろうね。縁談の場で地が出てしまったわけね。でもあの経営者さん縁談の場で何をしたかったのか理解に苦しむなあ。仲人に縁談をお願いしたのは経営者だったって言いますから。

 

簡単ですよ。『今うちの会社は昔ほど儲かっていないけれど、やることやってる、次の戦略も練ってる。時代の先駆者としてリードしてきた企業の経営者だから私は偉いですよ』って言いたいんでしょ。他社を蹴落として【自社=経営者の自分】の優秀さをアピールしたい、これしかないです。

 

けれどこんな卑屈な経営者を素敵だと思う女性っていないと思うなあ。いいところがどこにもなかったような気がしてならないんですけれど…

 

そうかもね。この経営者60歳でしょ、会社は経営が傾いているし、最近の年配者特有の余裕のなさなんじゃないかな。最近の年配者は切れやすくとにかく余裕がない。あれじゃ前妻に逃げられてもおかしくない。

 

仲人さんの判断は正しいと思う。会社経営はかなり傾いているし、奥さんは結構ハードな立場を強いられると思うね。

まあ結婚前はいくらだって交際ができるんだし、会社経営が厳しい経営者と無理して付き合うこともない。(社長に魅力があるなら別だけれど) 

 

 

料理を教えてくれるはずが、あれこれとやかましい

 

牛肉専門店の経営者さんがお見合い後に女性へ送ったメールを、プライバシーを侵害しない程度に内容を少々変えてご紹介します。

 

経営者が女性へ送ったメールの一部始終

遠藤様へ

 

先日はありがとうございました。僕は趣味でサックスなども演奏しているので、よかったら今度演奏会にいらしてください。

 

料理教室ですが、今月末の日曜は空いてます。

 

ただし、料理教室でいろいろと教えるのはこちらの費用負担になるし、やるからにはどのくらい本気なのかを知りたいと思っています。時間をかけて教えるので、やる気があるかどうかを判断したいのです。

 

信じがたい…こんなネチネチしたメールを初対面の女性に送りつけるとかバカだわこの経営者。せっかく20歳年下の女性との接点が見つかったんだから気楽に料理を教えてあげればいいのに・・・

 

まあ見てて苦笑してしまうメール文なんですが、お見合い後のあいさつ文としてはかなり粘着性がありすぎますね。ちょっとどころかかなりドン引きだと思う。

『サックス演奏会で僕のカッコいいところを見に来いよ』、からの〜料理教室の空き状況を知らせつつ、『ただし料理したいのが本気じゃないかったら、付き合ってやんねえからな!費用負担こっちなんだぞ!』って言い放つって…このメールの内容で返事もらうとか無理でしょもう。

 

 

昔の60歳ってもう少し年齢相応の人格ってあったような気がするよね。

初対面のお見合い相手の女性が料理に興味を持っているというのに、料理店経営者がまるで入社面接みたいにやる気・意気込みがどのくらいか知りたいって…言葉ないです。お見合い後のメールですよ、なんで入社面接みたいなの…

 

時代が時代ゆえに亭主関白が当然って頭が抜けないだろうし。あんな卑屈で面白みのない会話に付き合う女性っていなさそうですけれどね。無理するよりは視野を広げて婚活を楽しんだ方が吉です!

 

 

経営者との婚活体験談所感

 

結局お見合いを受けた女性は仲人さんを通して丁重に「何もなかったことにしてください」と告げたそうです。以下女性から頂いた断りの理由について支障ない範囲で公開いたします。

 

 

女性が仲人に断りを申し出た理由

お見合い相手の男性と何もなかったことにしてほしいと仲人さんに申し出た理由は…会ってみないと分からないと思いお話ししてみました。正直言って考え方がとても古く硬いと感じました。女性が何か言おうものなら聞き入れないような柔軟性のなさを感じます。

 

それほど美男子を好むわけではないのですが、あの経営者の見た目は牛にしか見えなくてどうしても生理的に無理で性行為できると思えなかったです。おまけに友人に「60歳の男性って初老だわよね?介護要員募集してたって気付くべきよ」って言われてしまいました。

 

お見合い後にいただいたメールに関しては、私は楽しんで料理をしたいと思っているだけで、料理人が職業としてやるようなやる気を問われているようでとても料理教室に行きたいと思えなかったです。

 

不安やリスクを抱えながらプライドが高い経営者の顔、60歳でありながら独り身でプライベートでの空気感を読み切れないところ、幸せな結婚生活が全く想像できませんでした。

 

とんだお見合いだったね…。経営者と一男性としての顔の使い分けがあまりできていなくて「プライベートなのに上から目線」なのが嫌だったんだろうね。

上から目線でも嫌気がささないくらいの魅力があればいいのかもしれないけれど、このお見合いではネガティブな面が出過ぎて挽回が効かないようでした。

 

年齢相応の身のこなし・風格が男女とも問われますが、この経営者さんの場合は自社でお見合い会食しているのに折半(仲人にお見合い頼んだのは経営者)、プライベートの料理教室で料理人並みの意気込みを問うなどいたるところで一般的に違和感を抱いてしまう言動をブチかましてます。

たった数時間の中で強烈な違和感を感じるならば価値観が合わないとさっぱり諦めていいと思います。次に行こう、男性は世の中にたくさんいる!んですから。

 

 

本当にお金に困らないか?借金のあるなしに気をつけよう

 

今回の婚活体験談では「経営者のリスクや不安」、「経営者の奥さんになる人のリスクや不安」がどういった中身なのかを、実話からご紹介していました。

 

ここで経営者特有の借入金という話題をちょっとだけ深く解説します。

 

 

@会社が資金調達をする場合の金融機関からの借入金

 

企業が金融機関から借り入れをする場合は「赤字を補填するためのネガティブな資金調達」と「事業拡大に向けたポジティブな資金調達」の2つの意味合いがあります。

 

赤字補填の目的の借入金で一時的に預貯金が増えても、利益が出ていなければ返済もできず、結局赤字が累積しやすくなります。

 

婚活で経営者と縁談がある女性が気を付けたいのは特に前者の場合になりますが、「経営の実態」はなかなか知りえるものではありません。

 

インターネット上に公開されている情報のほか、実際に企業に触れる機会があるならばお忍びで行ってみて肌で雰囲気を触れてくるなど、自分の目で確かめてくるのもよいでしょう。また経営者に聞けるようであれば「会社の業績が順調なんですね?」などとさりげなく話をするのもよいです。本当に順調ならば喜んで話をする社長は多いですからね。

 

 

A赤字の損失補填のため「会社が経営者から借りる社長借入金」

 

2つ目の借入金は経営者独特の概念で「会社の経営難の際の社長の個人資産から赤字補填する」といった考えて行われる社長借入金があります。これはベンチャー企業や会社立ち上げ間もない企業に特に多く見られます。

 

このパターンの場合、婚活中の女性が懸念する「結婚生活のリスクと不安」に直結する話になるでしょう。この場合の経営者は眠ずの仕事が続くなんてよくあるんじゃないかな。そんなときに本当に女性との時間が確保できるかはその男性次第。

 

経営者の個人資産がどのくらいあるのかにもよると思うけれど、結構厳しいものがあると思います。それを超えて支えたい男性であるかが見極めのポイントでしょうね。

 

 

タレントが経営者と結婚するパターンを現実世界に当てはめない!

 

女性タレントが会社経営者と結婚すると世間の注目の的となるパターンが多いですね。

 

タレント観月ありささん、神田うのさんなど、芸能界で活躍する女性たちが玉の輿と言われるほど資産家へ嫁ぐ姿を見ていると、女性なら誰しも経営者との結婚に憧れるのかもしれません。

 

しかしそうしたパターンが現実的に起こり得るかと言ったら…まずない、と考えたほうが良いでしょう。

 

稀に資産家の男性とご縁のある女性もいるかもしれませんが、それ以前に資産家の男性達にとって魅力的な女性である必要があります。

 

 

まとめ:経営者との結婚はリスクと不安が付き物!しっかり見極めよう

 

経営者との結婚生活は常にリスクと不安が付き物です。

 

彼らを結婚相手候補とするのはNGな訳ではありませんが、他にも結婚相手候補を増やして「経営者も候補のお一人」とするのはOKです。もし本質を見極められずに経営者一人に絞って結局ダメになってしまった…なんて場合に時間だけロスしてしまいます。

 

お相手に失礼にならないよう、女性としてエチケットを守りながら親交を深めましょうね。

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